緊急外来

Medical 緊急外来

MEDICAL当院の緊急外来について

当院は予約優先制のクリニックではありますが、緊急性が高い消化器症状に対しては予約外でも迅速に対応する体制を整えています。例えば、「血便」・「下血」や、「胃アニサキス症」を疑う症状、「腸閉塞」を疑う症状など、迅速に診断・治療を必要とする疾患が隠れていることがあります。
症状が強くてつらい時に、当日緊急で受診して、検査まで受けられる医療機関を探すのは大変なことです。当院では、当日の胸腹部X線、腹部超音波検査だけでなく、即日胃カメラ・大腸カメラ検査にも対応可能です。
いざという時に「ここに連絡すれば大丈夫」と感じていただける身近なクリニックを目指しています。緊急の際には遠慮なくご相談ください。
皆様の健康と安心をサポートするために、私たちはいつでも迅速かつ的確な医療サービスを提供いたします。

MEDICAL血便緊急外来

血便とは、赤い血液が便に混じっている状態で、主に大腸や肛門など下部消化管からの出血を疑います。血便の緊急外来では、貧血や腹痛を伴う緊急性の高い血便症状に対して、迅速に診察を行い、必要に応じて大腸カメラ検査を実施しています。
血便が原因で貧血が進行すると、血圧の低下や意識レベルの低下が起こり、最悪の場合は命の危険を伴うこともあります。
当院では、血便症状が出た方に、優先的に診察や検査を行う血便緊急外来を行っています。出血の原因によっては入院加療が必要な場合もありますので、迅速な診断確定が重要です。
特に、排便時に真っ赤な鮮血が見られる方や、ふらつき・めまいを伴う血便がある方、腹痛を伴う血便がある方などはWEB上での予約の空き状況に関わらず、一度当院にご相談ください。

注意事項

  • 緊急外来は予約の外来や検査と並行して行います。
    円滑な診療のために調整が必要な場合がありますので、事前にお電話で「血便緊急外来」受診希望の旨をお伝えください。
  • 混雑状況や緊急度によっては、長くお待たせする場合がありますことをご了承ください。
  • 客観的に血便の状況が確認できるように、便器の中の写真をスマホなどでお撮りいただき、診察時にお見せください。
  • 保険証を必ずご持参ください。
  • 当日緊急内視鏡が必要なケースもありますので、なるべく絶食でのご来院をお願いいたします。

MEDICAL下血(タール便)緊急外来

下血とは、「肛門から血液を含む成分が排出されること」を指します。原因は上部消化管・下部消化管いずれの場合もありますが、主に食道や胃・十二指腸などの上部消化管からの出血が胃酸や消化酵素によって変色した、黒っぽいコールタールのような便(タール便)のことを言う場合が多いです。
そのため下血(タール便)の緊急外来では、吐血や貧血、ふらつきを伴う緊急性の高い下血症状に対して、迅速に診察を行い、必要に応じて胃カメラ検査を実施しています。
下血が原因で貧血が進行すると、血圧の低下や意識レベルの低下が起こり、最悪の場合は命の危険を伴うこともあります。
当院では、下血症状が出た方に、優先的に診察や検査を行う下血緊急外来を行っています。出血の原因によっては入院加療が必要な場合もありますので、迅速な診断確定が重要です。
特に、排便時にコールタールのような真っ黒な便が見られる方や、ふらつき・めまいを伴う下血がある方、吐血・コーヒー残渣様の吐物を伴う方などはWEB上での予約の空き状況に関わらず、一度当院にご相談ください。
なお、多量の吐血を起こした方は、急激にショック状態へ進んでしまう可能性が高いため、速やかに救急要請をして、入院施設のある医療機関への受診が望まれます。

暗赤色便が出たら?

原則タール便(黒色便)なら上部消化管出血、血便なら下部消化管出血が疑われますが、暗赤色というどっちともつかない色の便が出ることもあります。結論から言いますと、暗赤色便はどちらの出血源からも発生する可能性があります。
これには出血部位だけでなく、出血量も影響しています。 血液が消化管を通過している時間が長いほど黒色に変化していきますので、出血源が肛門に近づくほど色が赤くなります。また、出血量も便の色に影響します。
上部消化管出血でも出血量が多ければ、血液が黒色に変化しきる前に肛門へ到達することもありますし、逆に下部消化管出血でも出血量が少ないと肛門に到達するまでに時間がかかり、多少黒色へと変化します。結果としていずれも暗赤色の便となる場合があります。
すなわち、暗赤色便が出た場合、下部消化管出血で出血量が少ないパターンと、上部消化管出血で出血量が多いパターンが考えられます。 出血部位に迷った場合は、先に胃カメラ検査を行い、出血源が確認できなければ大腸カメラ検査を行うことが多いです。

注意事項

  • 緊急外来は予約の外来や検査と並行して行います。
    円滑な診療のために調整が必要な場合がありますので、事前にお電話で「下血緊急外来」受診希望の旨をお伝えください。
  • 混雑状況や緊急度によっては、長くお待たせする場合がありますことをご了承ください。
  • 客観的に下血の状況が確認できるように、便器の中の写真をスマホなどでお撮りいただき、診察時にお見せください。
  • 保険証を必ずご持参ください。
  • 当日緊急内視鏡が必要なケースもありますので、なるべく絶食でのご来院をお願いいたします。

MEDICALアニサキス緊急外来

お刺身(サバ、サンマ、アジ、イワシ、サケ、カツオ、イカなど)などの新鮮な魚介類 にはアニサキスと呼ばれる寄生虫が隠れていることがあり、魚介類を食べた当日・翌日の急激な腹痛・嘔吐に対して「アニサキス緊急外来」を行っています。 「胃アニサキス症」は、アニサキスに寄生された魚を食べてから早ければ数時間以内、遅くとも24時間以内に発症します。
症状の程度には個人差がありますが、アニサキスが胃・腸の壁にくいつくと、激しい上腹部痛・嘔吐をきたすことがあります。胃カメラによってアニサキスを胃壁から摘出することで、比較的速やかに症状は改善しますので、上記のように刺身(サバ、サンマ、アジ、イワシ、サケ、カツオ、イカなど)、寿司、しめサバなど、新鮮な魚介類を食べた当日または翌日に突然腹痛・嘔吐が生じた方はすぐにご相談ください。
当院は、普段は完全予約制のため、予約のある患者様を優先していますが、アニサキスを強く疑う、刺身・しめさば食後の腹痛の方は、 予約の有無に限らず、なるべく当日中に診察し、即日胃カメラ検査を行っています。
胃カメラ検査では、胃壁に嚙みついているアニサキス虫体を、鉗子と呼ばれる特殊な器具を用いて摘出します。必要に応じて処置後に内服を処方して、さらなる症状の改善を促します。

注意事項

  • 緊急外来は予約の外来や検査と並行して行います。
    円滑な診療のために調整が必要な場合がありますので、 事前にお電話で「アニサキス緊急外来」受診希望の旨をお伝えください。
  • 混雑状況や緊急度によっては、長くお待たせする場合がありますことをご了承ください。
  • 保険証を必ずご持参ください。
  • 当日緊急内視鏡が必要なケースがありますので、なるべく絶食でのご来院をお願いいたします。

MEDICAL腸閉塞緊急外来

腸閉塞とは、「腸の一部が詰まることで正常な消化活動が阻害される状態」を指します。激しい腹痛を伴う吐き気や嘔吐、排便・おならの消失や腹部の強い膨満感(お腹が張った感じ)などの症状が見られた場合、腸閉塞の可能性を疑い、緊急対応が必要になります。
腸閉塞の緊急外来では、高度な便秘や腹痛・嘔吐を伴う腹部膨満感に対して、迅速に診察を行い、必要に応じて腹部レントゲン検査や腹部CT検査を実施しています。完全に腸が閉塞した状態でなければ、状況に応じて大腸カメラ検査で狭窄(狭くなっている)部位や原因の特定を行う場合もあります。
腸閉塞が悪化すると、血流が遮断されて腸管が壊死してしまったり、壊死した腸管が破裂し、腹腔内に腸管内容物が漏れてしまうことで腹膜炎を起こしたり、腸閉塞に伴い感染症が全身に広がって敗血症を引き起こす危険性があり、いずれも命に関わる緊急事態となります。腸閉塞は入院加療が必要な場合が多いため、迅速な診断の上、必要があれば連携する医療機関にご紹介させていただいております。
高度な便秘がある方や排便・おならが出ずにお腹が張ってきて苦しいという方は、一度当院にご相談ください。

注意事項

  • 緊急外来は予約の外来や検査と並行して行います。
    円滑な診療のために調整が必要な場合がありますので、事前にお電話で「腸閉塞緊急外来」受診希望の旨をお伝えください。
  • 混雑状況や緊急度によっては、長くお待たせする場合がありますことをご了承ください。
  • 保険証を必ずご持参ください。
  • 当日緊急内視鏡が必要なケースがありますので、なるべく絶食でのご来院をお願いいたします。

監修医師 安江 千尋

安江 千尋

院長資格

専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
指導医
  • 日本消化器内視鏡学会指導医
  • 日本消化器病学会指導医

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本消化管学会
院長紹介
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