当院の人間ドックについて

Medical 当院の人間ドックについて

MEDICAL検査の特徴

毎年受ける健康診断だけでは不安が残る、家族や友人が病気になって自分も心配だ、そんなふうに感じたことはありませんか?年齢を重ねるにつれて身体の調子は変化し、生活習慣病など様々な病気が気になってきます。そんな時に役立つのが人間ドックです。
人間ドックは、健康診断よりも詳しい検査や、健康診断では行わない検査を受けることができるプログラムです。おひとりおひとりの年齢、生活習慣、体質に合わせて、お身体全体をしっかりとチェックすることができます。
当院の人間ドックでは、特に消化器系の健康チェックに力を入れており、「医師が受けたいと思うほどの高品質の人間ドックを提供すること」をモットーとしています。特に、胃がんや大腸がんなどの消化器がんは若い年齢から発生する可能性があるうえに、罹患数・死亡数で上位を占めるため、重点的に対策することが必須の領域です。当院では消化器疾患に特化したクリニックとして、最新の内視鏡機器と技術を駆使し、苦痛のない最高品質の内視鏡検査を提供します。胃がんや大腸がんなどの消化器系疾患を早期に発見し、適切な治療へとつなげることが可能です。
不安に感じられる項目を検査に加えるなどのカスタマイズも可能ですので、40歳を過ぎたら定期的に人間ドックを受けましょう。消化器系の専門医が、あなたの健康を全力でサポートいたします。

AI技術を活用した最新鋭の
画像解析システムの導入

わずかな病変も見逃さない高度なAI技術

当院では大腸カメラ検査においてはオリンパス社製のAIによる病変検出支援システム「EndoBRAIN-EYE」を導入しており、大腸内視鏡検査中の画像をリアルタイムにAIが解析することで、発見しづらいポリープやがんなどの病変の検出支援を行います。
大腸病変の検出において感度96%、特異度98%の診断支援精度を実現しています。卓越した経験豊富な医師でも微小な病変や陥凹性の病変などは見逃す危険性があるとされており、本システムと医師の両方向によるダブルチェック機能により病変の見逃しを極限まで防ぐことが可能です。
また、胸部単純X線においてはFUJIFILM社製のAIによる画像病変検出システム「CXR-AID」を導入しており、撮影した胸部単純X線画像を自動解析し、結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出してマーキングを行います。
本システムにより、医師が再確認を行うことで非常に小さな病変であっても見落としを防止し、CT検査などへの精密検査につなげることが可能となります。

料金とサービス

消化器がんの早期発見のためには、毎年繰り返し検査を受けることが重要です。しかし、高額な料金では限られた方しか検査を受けることができません。
当院では高品質な医療を維持しつつ、どなたでも受けやすい価格設定を実現しています。
一般的に多くの方が選ぶ「全科型」の人間ドックよりも、必要な検査だけを選択する「単科型」の人間ドックをおすすめしています。これにより、不要な検査コストをカットし、高品質なドックを低価格で提供しています。

患者様のニーズに応じた
オプション

患者様のニーズに合わせて、他の臓器についての検査も可能な幅広いオプションを用意しています。
どのメニューを選ぶべきか迷われている場合には、専門的な知見に基づいて、個々の患者様に最適な検査プランを提案します。お気軽にご相談ください。

MEDICAL人間ドックを受ける際の
注意事項

  • 人間ドックは原則自費診療ですが、顔写真付きの身分証明書を必ずお持ちください。
  • 大腸カメラ検査中に大腸ポリープが見つかった場合、希望があればその場で病変を切除することができます。
    その場合は保険診療が適用されますので、念のため健康保険証をお持ちください。 保険証を忘れた場合、全額自己負担となります。
  • 鎮静剤を使用した場合、当日中の車やバイクの運転ができません。
    そのため、検査日のご来院の際には、お付き添いの方が運転する車や公共交通機関を利用してお越しください。

MEDICALコース紹介

無痛胃カメラ検査(鎮静剤あり)

費用 19,800円(税込)
所要時間 1時間
検査項目 胃カメラ検査(経口内視鏡か経鼻内視鏡かをお選びいただけます)
おすすめのオプション S状結腸内視鏡検査+便潜血検査2日法(9,900円税込)
AI搭載の胸部レントゲン (1,980円税込)
ピロリ検査(血中抗体検査)(2,750円税込)

胃がんが心配、家族がピロリ菌に感染していた方などのために、食道や胃、十二指腸などの健康状態を詳細に検査できます。
検査時には鎮静剤を使用し、眠っている間に検査が終了しますのでご安心ください。検査終了後に診察室で検査結果説明を行います。
なお、検査中に疑わしい病変があって病理検査のために組織を採取した場合には健康保険適用になり、病理検査の結果は後日ご来院の際にお伝えします。

(S状結腸内視鏡検査+免疫便潜血検査とは?)

S状結腸内視鏡検査は、食事制限や下剤内服を必要とせず、大腸の肛門側約1/3程度(直腸〜S状結腸)を簡便に観察する検査です。
大腸がんの60~70%は直腸からS状結腸に多発することに加え、直腸がんは進行すると将来的に人工肛門が必要になるリスクがあるため、この領域の検査は大腸全体の中でも特に重要です。 本来であれば、全大腸内視鏡検査が望ましいのですが、どうしても前日からの食事制限や当日の下剤服用が難しい方の代替案として、簡便でありながらある程度の大腸がんの死亡リスクの低減効果が見込めるオプションをご用意しました。
深部結腸(盲腸~下行結腸)は本オプションでは観察できませんので、便潜血検査2日法を併用することでS状結腸内視鏡検査単独よりも約20%の上乗せ効果があると推定されています。
※このオプションでは大腸ポリープの同日切除は行うことができません。大腸ポリープが見つかった場合は、あらためて全大腸内視鏡検査を受けていただく必要があります。

無痛大腸カメラ検査(鎮静剤あり)

費用 7,500円(税込)
所要時間 1〜1.5時間(自宅で下剤内服の場合)
3.5〜4.5時間程度(当院で下剤内服の場合)
検査項目 大腸カメラ検査
おすすめのオプション 自宅での下剤内服(追加料金なし)
当院での下剤内服(追加料金なし)
AI搭載の胸部レントゲン (1,980円税込)

大腸がんや大腸ポリープが心配、家族が大腸がんを患ってしまった方などのために、直腸から盲腸(小腸の一部含む)まで、大腸全体の様子を観察できる検査です。
検査時には鎮静剤を使用し、眠っている間に検査が終了しますのでご安心ください。
検査終了後に診察室で検査結果の説明を行います。なお、大腸ポリープが見つかって当日に切除したり、疑わしい病変があって病理検査を行うために組織を採取した場合には、健康保険適用の診療となり、病理検査の結果は後日ご来院の際にお伝えします。

ご自宅での下剤内服(追加料金なし)

ご自宅の慣れたトイレ環境や、近隣のホテルなどでゆったりとご自身のペースで準備をされたい方は、こちらをご選択ください。
事前準備をお済ませになってからのご来院となりますので、クリニック滞在時間も最短で済みます(1~1.5時間程度)。検査のためにご自宅やホテルを出る4時間前からの下剤内服開始が必要となります。

当院での下剤内服(追加料金なし)

ご遠方にお住まいのため下剤を飲んでからクリニックまでの移動が不安な方や、初めての検査で不安な方はこちらをご選択ください。
看護師が随時、様子を伺いながら事前準備を進められますので安心感があります。大腸がきれいになるまでの時間は個人差がありますが、検査時間と合わせて平均で3.5〜4.5時間程度の滞在時間となります。

無痛胃・大腸カメラ同日検査

費用 39,600円(税込)
所要時間 1〜1.5時間(自宅で下剤内服の場合)
3〜4.5時間程度(当院で下剤内服、または下剤内服なしの場合)
検査項目 胃カメラ、大腸カメラ検査
おすすめのオプション 自宅での下剤内服(追加料金なし)
当院での下剤内服(追加料金なし)
下剤を飲まない大腸カメラ(内視鏡的洗腸剤注入法:別途8,800円税込)
AI搭載の胸部レントゲン (1,980円税込)
ピロリ検査(血中抗体検査)(2,750円税込)

のどから食道、胃、十二指腸までの上部消化管と、大腸全体の健康状態を観察できる検査です。
まず胃カメラ検査を行い、次に大腸カメラ検査を行います。検査時には鎮静剤を使用し、眠っている間に両方の検査が終了しますのでご安心ください。
検査終了後に診察室で検査の結果説明を行います。
なお、検査の途中に疑わしい病変があって病理検査を行うために組織を採取した場合や、大腸ポリープが見つかりその場で切除を行った場合は、健康保険適用の診療となり、病理検査の結果は後日ご来院の際にお伝えします。

(下剤を飲まない大腸カメラ:
内視鏡的洗腸剤注入法とは?)

内視鏡的洗腸剤注入法とは、下剤を飲まないで行う大腸カメラ検査の方法で、胃カメラ検査を行った後にスコープを通じて下剤を直接腸内に注入することで、腸内をきれいにする方法です。大量の下剤を飲み切る必要がないため、つらい検査の準備をスキップすることができます。注入後2~3時間で腸内がきれいになり、便意が落ち着いたら大腸カメラ検査を行います。
約2Lの下剤を服用するのが大変な方や、以前検査をして下剤を飲むのがとてもつらかった方、朝から下剤を飲むのが大変な方、下剤の味が苦手な方、服用の終盤で吐き気がする方などにお勧めです。

簡易型消化器ドック(胃カメラ+便潜血+腹部超音波+血液・尿検査コース)

費用 39,600円(税込)
所要時間 1.5〜2時間
検査項目 胃カメラ検査
便潜血検査
腹部超音波検査
血液検査(血液一般/腎機能/肝胆道系機能/膵機能/脂質代謝/糖尿病/尿酸/肝炎)
尿検査(糖/蛋白/潜血)
腫瘍マーカー3種(CEA/CA19-9/PSA(男性)またはCA125(女性))
AI搭載の胸部レントゲン 
おすすめのオプション ピロリ検査(血中抗体検査)(2,750円税込)

1日で消化器がんドックをまとめて行うコースです。血液・尿検査と腹部超音波検査、胸部レントゲン検査もついていますので肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・肺といった領域の簡易的なチェックも同時に行うことが可能です。
男性では前立腺がん、女性では卵巣がんのチェックも含まれています。

フル消化器ドック(胃カメラ+大腸カメラ+腹部CT+胸部X線+血液・尿検査コース)

費用 84,700円(税込)
所要時間 1〜1.5時間(自宅で下剤内服の場合)
3〜4.5時間程度(当院で下剤内服、または下剤内服なしの場合)
検査項目 胃カメラ検査
大腸カメラ検査
腹部CT※
AI搭載の胸部X線
血液検査(血液一般/腎機能/肝胆道系機能/膵機能/脂質代謝/糖尿病/尿酸/肝炎)
尿検査(糖/蛋白/潜血)
腫瘍マーカー3種(CEA/CA19-9/PSA(男性)またはCA125(女性))
おすすめのオプション 胸部X線を肺CTへグレードアップ(19,800円税込)
ピロリ検査(血中抗体検査)(2,750円税込)

※CT検査は提携施設での検査となりますので別途日時調整が必要です。

消化器がんをまとめて検査したい方のスタンダードなコースです。腹部超音波検査では周囲の臓器との兼ね合いや体格により、死角となる部分があるため、一定の頻度で病変の見逃しは避けられません。腹部CTにより肝臓・胆のう・すい臓領域の疾患の検出感度をより高めることができます。

膵臓強化型消化器ドック(胃カメラ+大腸カメラ+肝胆膵MRI+胸部X線+血液・尿検査コース)

費用 104,500円(税込)
所要時間 1〜1.5時間(自宅で下剤内服の場合)
3〜4.5時間程度(当院で下剤内服、または下剤内服なしの場合)
検査項目 胃カメラ検査
大腸カメラ検査
肝胆膵MRI※
AI搭載の胸部X線
血液検査(血液一般/腎機能/肝胆道系機能/膵機能/脂質代謝/糖尿病/尿酸/肝炎)
尿検査(糖/蛋白/潜血)
腫瘍マーカー5種(CEA/CA19-9/ SPan-1/DUPAN-2/PSA(男性)またはCA125(女性))
おすすめのオプション 胸部X線を肺CT※へグレードアップ(19,800円税込)
腹部造影CT※を追加(29,700円税込)
ピロリ検査(血中抗体検査)(2,750円税込)

※肝胆膵MRI、肺・腹部CTは提携施設での検査となりますので別途日時調整が必要です。

膵がんは病気の経過が極めて悪い疾患であり、2021年に我が国で発表された10年生存率は6.5%で、診断を受けた大半の方が亡くなっています(国立がん研究センター発表)。 これは膵がんの早期発見が非常に難しく、発見された時には非常に進行した状態である事を意味しています。
日本においてがんによる死亡原因の第4位である膵がんの現状を考えますと、少しでも人間ドックを早期発見につなげられればと、膵臓強化型の消化器ドックをご用意しました。
MR検査は、膵がんの発生しやすい兆候となりえる膵管拡張や膵のう胞を発見することや、膵がんからの間接的な異常を発見するのに役立ちます。
膵管拡張や膵のう胞がある方を発見し、その後に重点的に経過観察することで、膵がんの早期発見につなげるのも大きな役割となります。さらに膵臓の腫瘍マーカーを2種(SPan-1/DUPAN-2)加えることで感度を高めています。
親族に膵臓がんの方などがいて心配な方は、こちらをおすすめします。
なお、オプションの腹部造影CTは、造影剤の注射により膵臓をできるだけ細かく描出し、 MR検査や超音波検査で分からないような膵臓病変を確認する助けとします。
ただし、造影CTは、造影剤アレルギーのある方、喘息、腎障害など持病がある方、妊娠・授乳中の方は受けられません。
また75歳以上の方も造影剤の負担回避のため造影CTはお受けしておりません。

監修医師 安江 千尋

安江 千尋

院長資格

専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
指導医
  • 日本消化器内視鏡学会指導医

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本消化管学会
院長紹介
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