MEDICAL吐き気・嘔吐にお悩み
ではないですか？

以下のような症状がある場合は、消化器内科にご相談ください。

MEDICAL吐き気・嘔吐の原因となる
疾患

吐き気・嘔吐は、必ずしも胃腸の問題というわけではありません。
約7割が消化管の疾患が原因とされていますが、中には心臓の疾患や脳の疾患で脳幹にある嘔吐中枢が刺激されて症状が起こることもあります。
以下のような疾患が原因となって、吐き気や嘔吐が起こる場合があります。

インフルエンザや風邪などの感染症

インフルエンザや風邪などのウイルス感染によって免疫反応が起こり、発熱や倦怠感などとともに、吐き気や嘔吐が生じることがあります。

胃腸炎（ウイルス、細菌に
よる胃腸の炎症）

ウイルスや細菌による胃腸炎によって、胃腸の運動が乱れ、吐き気や嘔吐が起こります。
ウイルスではノロウイルスやロタウイルスなど、細菌では黄色ブドウ球菌やO-157などの病原性大腸菌などが原因となり、冬はウイルス、夏は細菌感染が多い傾向があります。
吐き気、嘔吐のほか、発熱、下痢、腹痛（時に血便）といった症状が現れます。

胆のう炎や膵炎

胆のうや膵臓に炎症が起こると、消化液の分泌が乱れ、吐き気や嘔吐、腹痛、発熱が起こります。
かなり激しい腹痛や背中の痛みが伴います。そのような症状があったら、出来るだけ速やかに消化器内科を受診してください。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜が胃酸によって消化されてしまい、内側の壁がただれて深く傷ついている状態です。
胃・十二指腸潰瘍になると、みぞおちの痛みや胸やけ、胃もたれなどの症状のほか、吐き気や嘔吐を起こすことがあります。胃潰瘍は食後に、十二指腸潰瘍は食前に痛むことが多いです。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸や胃の内容物が食道に逆流してしまう症状です。
逆流性食道炎になると、食道の炎症や不快感が引き起こされ、胸やけや吐き気、嘔吐が誘発されることがあります。

腸の閉塞や梗塞

腸閉塞はお腹の手術後の癒着や腫瘍、腸捻転などによって腸管が狭窄し、食物や便、ガスなどが詰まってしまう疾患です。
腸の閉塞が起こると、腸の機能異常により、腹部膨満感や腹痛とともに吐き気や嘔吐が生じることがあります。血流が滞って腸管が壊死してしまうこともあり、早急な治療が必要になるケースもあります。

腎臓疾患

腎臓疾患によって腎臓の機能が低下すると、体内の老廃物や毒素が溜まりやすくなり、尿毒症が進行し、吐き気や嘔吐が起こる場合があります。
また、腎臓疾患によって電解質のバランスが崩れると、吐き気や嘔吐が現れることがあります。

脳の疾患

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害や、脳炎、髄膜炎、脳腫瘍などでも嘔吐中枢が刺激されて、めまいや頭痛とともに、吐き気や嘔吐が起こることがあります。
これまで感じたことのないような激しい頭痛などの症状があれば、救急対応で医療機関を受診してください。

副腎の問題

副腎不全になると、血圧低下や電解質異常が起こり、吐き気や嘔吐が起こることがあります。

メニエール病

メニエール病は、内耳の中のリンパ液が増えることでめまいを起こす病気です。30～50代の女性の発症率が高く、耳鳴りや難聴を伴う場合や、時には強い吐き気を覚える場合があります。
めまいに伴って吐き気を感じる方、めまいと吐き気を定期的に繰り返している方は、メニエール病かもしれません。メニエール病の診断には、目の動きを見たり、聴力検査をしたりする必要があります。

薬剤や治療法の副作用

ピルなどのホルモン薬、抗がん剤など、特定の薬剤や治療法によって、胃腸の刺激や運動障害が起こり、吐き気や嘔吐が生じることがあります。
新しい薬を飲み始めてから吐き気・嘔吐の症状が起こった場合、主治医に相談して薬を変更できるか確かめましょう。

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監修医師　安江 千尋

院長資格

専門医

• 日本内科学会総合内科専門医
• 日本消化器病学会専門医
• 日本消化器内視鏡学会専門医

指導医

• 日本消化器内視鏡学会指導医

所属学会

• 日本内科学会
• 日本消化器病学会
• 日本消化器内視鏡学会
• 日本大腸肛門病学会
• 日本消化管学会

院長紹介