肛門内科

Medical 肛門内科

MEDICAL肛門科とは

肛門科とは、肛門や排便に関するトラブルなどの肛門疾患の検査・治療を行う診療科です。
当院では、プライバシーの配慮として、受付で症状や受診する診療科、診療内容などをお伺いすることはありませんのでご安心ください。おしりの問題は、人にはなかなか相談しづらいデリケートな問題です。
しかし、実は成人の3人に1人は痔などの肛門疾患を患っているとも言われています。痔は早期に治療を行えば、薬で簡単に治すことができる疾患です。しかし、恥ずかしさや不安から放置していると、症状が悪化して治療に時間がかかるだけでなく、手術が必要になる場合もあります。
また、肛門機能に障害が起こるなど、生活の質(QOL)が大幅に低下することもあります。痔だと思っていても、大腸がんなど他の病気が隠れている場合もあるため、おしりの問題で気になる症状がありましたら、早めに当院にご相談ください。

MEDICAL主な肛門疾患

主な肛門疾患として、下記3つが挙げられます。詳しくは各ページをご覧ください。

MEDICAL肛門診療の流れ

一般的な肛門科診療の流れをご説明します。

Step

ご予約

あらかじめご予約いただくと、受付がスムーズになります。24時間いつでもWEBから予約が可能ですので、出来るだけWEB予約をご利用ください。
もし、気になることがありましたら、お電話にてご予約の際になんでもご相談ください。

Step

受付

ご予約時間の少し前にお越しいただき、受付に名前をお伝えください。
受付では、健康保険証や、お薬手帳(お持ちの場合)を提出していただき、問診票へのご記入をお願いしています。
予約取得時に事前にWeb問診を行っていただけますと、スムーズに診察にうつれますのでお勧めしております。

Step

診察室での問診

診察室にて問診を行います。症状や生活習慣、排便の頻度・状態、お悩みの内容などをお伺いします。既往症や服用薬についても確認します。
恥ずかしがらずに、正直に悩みを伝えることが大切です。

Step

肛門診察

ベッドに横になっていただき、視診と触診にて肛門の診察を行います。
お尻が見える程度まで下着をおろしていただき、看護師がタオルをおかけします。
服を脱いでいただく必要はありません。患者様のプライバシーに最大限配慮させていただいて診察を行いますので、ご安心ください。
その後医師が必要な分だけタオルをめくり、観察を行います。触診・指診の際には、滑りを良くする麻酔のゼリーを使用するため、ほとんどの場合、痛みや不快感はありません。
ゴム手袋をした手でしこりやポリープ、肛門狭窄の有無を調べます。

Step

肛門鏡検査と直腸鏡検査

必要と判断した場合には、肛門鏡や直腸鏡と呼ばれる筒状の鏡を肛門に挿入して、内部を観察します。ゼリー状の麻酔を使用して検査を行います。

Step

診断と説明

検査結果と治療についてご説明し、治療方針についてご相談します。正確な診断のために内視鏡検査が必要な場合は、内視鏡検査についてもご説明しています。
検査や治療は患者様が納得し同意いただいたものを行います。ご不安がありましたらなんでもご相談ください。

MEDICAL肛門のよくあるお悩み

脱肛とは?

脱肛とは、肛門の内側が腹圧を受けて、体外へ脱出している状態です。脱肛は通常、排便時のいきみや、座ったままの仕事や力仕事などによって起こり、不快感や痛みを伴うことがあります。
はじめのうちは脱肛が起こっても排便時のいきみを取ると自然に肛門内へ戻りますが、そのうち指で押さないと戻らなくなり、より悪化すると常に脱肛した状態が続くようになります。
脱肛が起こっても、出血が無く日常生活に支障がなければ様子を見てもよいですが、脱肛のままの状態だと、いつも肛門が湿ってベタベタし、粘液が下着につき、痛みやかゆみを生じることがあるため、きちんと治したければ手術をお勧めします。軟膏や座薬をいくら使用しても脱肛は治りません。

裂肛(切れ痔)は自然に治る?

裂肛は、太くて硬い便や激しい下痢などにより肛門周囲の皮膚が裂けることで起こります。肛門の皮膚には知覚神経があるため、裂肛は非常に強い痛みを伴います。排便後にトイレットペーパーに血が付くこともあります。
主に、便秘が原因で発症することが多く、排便時の強い痛みから便意を我慢するようになると、さらに便秘が悪化し、裂肛が慢性化する悪循環に陥りやすくなるのも特徴です。初期の場合は自然に治ることがありますが、慢性化してくると自然に治ることは難しく、手術が必要になる場合があります。
一般的に、初期の裂肛は便秘や下痢に注意し、刺激物(アルコール、ワサビ、トウガラシ、コショウ、ニンニクなど)を控えることで、7日から14日程度で治ります。繰り返す裂肛は2~4週間程度で治りますが、潰瘍が大きくなったり、周辺に肛門ポリープや見張りいぼができてくると治りが悪くなり、さらに切れやすくなってしまいます。
裂肛が繰り返されて瘢痕化し、肛門が狭くなったり、痔ろうが形成されるようになると手術を行わないと治らないと判断します。

監修医師 安江 千尋

安江 千尋

院長資格

専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
指導医
  • 日本消化器内視鏡学会指導医

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本消化管学会
院長紹介
pagetop